お子さまの近視進行が気になる方へ

近視は、成長期に進行しやすく、特に小学生から中学生の時期に度数が強くなることがあります。
近視が強くなると、将来的に網膜剥離、緑内障、黄斑変性などの眼疾患リスクが高くなることが知られています。

当院では、お子さまの近視進行をできるだけゆるやかにすることを目的とした「近視抑制治療」を行っています。

近視抑制治療とは

近視抑制治療は、近視を完全に治す治療ではありません。
近視の進行スピードを抑え、将来的な強度近視のリスクを減らすことを目指す治療です。

参考サイト:参天製薬 https://www.santen.com/jp/healthcare/eye/library/myopia

当院でご相談いただける治療

低濃度アトロピン点眼(リジュセアミニ)

1日1回、就寝前に点眼する治療です。
低濃度アトロピン点眼は、近視進行抑制治療として広く用いられており、日本でも0.025%製剤が承認されています。 

副作用として、まぶしさ、手元の見えにくさ、アレルギー症状などが出る場合があります。

3か月に1回の受診が原則として必要になります。

自費診療となります。(6月1日より選定療養となる予定です。)
薬剤費 4,000円(税抜 1箱 1か月分)、 検査費 3,000円(税抜)

近視進行抑制用コンタクトレンズ(MiSight)

特殊な設計のコンタクトレンズにより、近視の進行を抑えることを目指します。
お子さまの年齢、近視の程度、生活環境に応じて適応を判断します。

3か月に1回の受診が必要になります。 

レンズ代 一箱6,000円(税抜)
3か月分・両眼では36,000円(税抜)となります。

近視進行抑制眼鏡(Stellest,MiYOSMART,MyCon)

特殊な設計の眼鏡により、近視の進行を抑えることを目指します。
お子さまの年齢、近視の程度、生活環境に応じて適応を判断します。 
※Stellest,MiYOSMARTは6月発売予定です。

当院では行っていない治療

オルソケラトロジー

就寝中に専用のハードコンタクトレンズを装用し、日中は裸眼で過ごすことを目指す治療です。
近視進行抑制効果も報告されていますが、コンタクトレンズを使用するため、適切な管理と定期検査が重要です。 

治療の対象となる方

以下のようなお子さまが治療の対象になります。

・近視が進んできている
・学校健診で視力低下を指摘された
・両親のどちらか、または両方が近視である
・眼鏡の度数が毎年強くなっている
・スマートフォン、タブレット、読書など近業時間が長い

検査について

治療開始前に、視力検査、屈折検査(調節麻痺剤による)、眼軸長検査、眼底検査などを行い、近視の状態を確認します。
治療開始後も、定期的に近視の進行具合や副作用の有無を確認します。

日常生活で気をつけること

近視の進行には生活習慣も関係します。
屋外活動の時間を増やすこと、近くを見る作業を長時間続けないこと、適切な姿勢や照明環境を保つことも大切です。

ご相談ください

近視抑制治療は、お子さまの年齢、近視の程度、生活環境によって適した方法が異なります。
「近視が進んでいるか心配」「治療を始めた方がよいか相談したい」という方は、お気軽にご相談ください。


※ 治療効果には個人差があります。
※ 近視抑制治療は、近視を元に戻す治療ではありません。
※ 治療内容によっては自費診療となる場合があります。